自腹でのSFC修行は前回の第4回目で完了し、残すは仕事でアメリカへ行く出張のフライトのみとなりました。仕事なので正確には修行ではないのですが、これが解脱フライトになりました。
スターアライアンスメンバーであるユナイテッド航空の利用でしたがANAブロンズランクのおかげか!?優先搭乗などラッキーなこともありました(実際には違ったようですが・・・)
記念の解脱フライトはANAのNH105便でした。
スターアライアンスのユナイテッド航空利用でアメリカへ
今回の海外出張はアメリカへ一週間ほど。アメリカ出張は3月にもあったので今年二回目。
しかも、両方とも行き先が西海岸の都市だったこともあり、なんと行きの便がまったく同じ(便名の)飛行機でした。
というのも、私が働いている会社では経費についてかなりうるさく、基本的には最安値の便しか認められないので、従業員は航空会社やアライアンスの指定が出来ません(座席はもちろんエコノミー)。
そうなってくると、必然的にお安いアメリカ系の航空会社が選ばれます。つまり、大変悲しいことにANAやJALに海外出張で乗ることが出来る機会はほとんどありません。
が、ANAが所属するスターアライアンスにはユナイテッド航空という強い味方がいます。
たいてい最安値もしくはほぼそれに近い料金になっています。
ということで、ユナイテッド航空に乗ることになるのが多いのです。
今回はサンフランシスコでさらにアメリカ国内線に乗り継いで別の都市へ行く旅だったので、そういった観点からもやはりユナイテッドの予約ということになります。
ただ、今回は奇跡が起きまして、行きはユナイテッドだったのですが、日本に帰る便がなんとANA!
これにはからくりがありまして、現地を出発する時間的制約により選択できる便がANAしかなかったのです(コードシェアでもない)。いやー、ほんとラッキーでした。
ロサンゼルスを深夜に出て羽田に早朝に到着するという結構ハードな!?深夜便のNH105でしたが、ANAというだけでありがたい。
ということで、SFC修行の解脱フライトがユナイテッドではなくANAの便という、綺麗な形で終えることが出来ました。
行きのユナイテッド便で、なんと優先搭乗のGROUP2
今回、行きの便が満員で当初は座席予約が出来ませんでした。
これがオーバーブッキングか!と思えるくらいの混雑っぷり。2ヶ月前の時点で、空いている座席が無い、というエラーが表示されていました。
その後、奇跡的に通路側の席を指定出来たのですが、もっと良い席を狙っていました。
なので、席がその時点で決まってしまうオンラインチェックインをせずに、最後まで良席が空くのを狙って羽田空港でチェックインをすることに。
羽田でチケットを発券して手荷物を預けます。
羽田のユナイテッドのカウンター業務はANAのスタッフの方が担当されているので丁寧で良いですね。
SFC修行が完了していればスターアライアンスゴールドの資格を得られるので優先チェックインカウンターが利用できるのですが、自分はまだANAブロンズ=スターアライアンスシルバーという、ほぼ価値のない平会員相当ですので、普通にチェックインです。
その後、出国手続きなどを終えて搭乗ゲートへ。
搭乗手続き開始のアナウンスがあったので、自分のチケットを見るとBOARDING GROUP2との記載が。
あれ、エコノミークラスってこんなに早かったっけ?
と思いつつ並ぶと、やっぱりこのGROUP2というのは普通ではない!
通常のエコノミーはGROUP4とかじゃないですか。
チケット発券時に気付かなかったけど、なぜか優先搭乗の権利を得ていたようです。
これってANAブロンズ=スターアライアンスシルバーのおかげなの!?
ユナイテッドの上級会員やビジネスクラスなどの優先搭乗の次に乗ることが出来てしまいました。
普通のエコノミーの乗客でGROUP2はほとんどいなかったので、自分の席に付いてから他の乗客が来るまで結構待っていました。
国際線の優先搭乗って、手荷物が安心して座席近くの棚に入れることが出来るので嬉しいですよね。これは価値がありました。
なお、乗継をしたアメリカ国内線の便も羽田で発券した時点でGROUP2だった模様。
アメリカの国内線は本当に棚がいっぱいになって置けないことが多いので、これは大変ありがたかったです。
実際、自分の荷物を入れた棚は他の優先搭乗の人が荷物を入れた時点でいっぱいでクローズ。後から乗ってきた方々はかなり離れたところへ手荷物を入れていました。
行きのユナイテッド便については、以下の記事に追記という形で機内食などを記録しました。
帰りのアメリカ国内線ユナイテッドは優先搭乗+VIP扱いのプライオリティタグ
今度は帰りの便の話。
ユナイテッドのアメリカ国内線に乗ってから、ANAのNH105便で帰ります。
アメリカの某空港のユナイテッド航空カウンター付近にある自動チェックイン端末でチェックインしました。
手荷物のタグ(シール)もその機械で発行されるので自分でスーツケースの取手部分に巻いて貼らないといけない、というセルフサービス。
なので、係りのおばさんが周囲を巡回して手間取っている人に手助けをしてくれました。
案の定、あたふたしている私のところにもすぐに来てくれて、私の手荷物のタグを見ると、「あなたはVIPだから、あそこのカウンターに持っていって」と言われました(もちろん英語ですよ)。
なにー!?VIPだと!?
確かにその手荷物のタグを見ると「VIP」と端っこに記載されています。
マジか。これはもしかして、いつも空港の手荷物受取で見かけて憧れていた「Priority」と書かれスターアライアンスのロゴマークも付いている、あのオレンジ色の「プライオリティタグ」がついに私のスーツケースにも付くということか!
そう思いワクワクしながらカウンターに行くと、係りの人がまさにそのプライオリティタグを付けてくれました。
人生初なのでかなり嬉しかったです。これで、日本到着時に荷物が早く出てくる!(最優先はFirst Classのプライオリティタグだと思いますが)
そして、航空券のBoarding Groupはやはり2ということで、行きと同じく優先搭乗でした。
アメリカの国内線は1~2時間くらいしか乗らないのでいつも窓際席を確保するので、優先搭乗は楽でありがたいです。
今回の優先搭乗やプライオリティタグのステータスになった理由が判明
私はきっとSFC修行のおかげだ!と思って喜んでいたのですが、この帰りのアメリカ国内線に乗る際になんとなく理由というか、背景が推測できました。
今回の出張は会社の人と一緒だったのですが、航空券というか予約コードがその方と同一でした。1つの予約コードで、私その方の二名分の予約がされている、という形。
なので、行きの優先搭乗はもちろん私もその方も二人とも対象でした。
帰りの優先搭乗やプライオリティタグの扱いも同じく一緒。
ただ1点違うところがありまして、それは帰りのアメリカ国内線の座席アップグレードのWaiting Listに、その方だけ名前がリストアップされていました。
つまり、真相はユナイテッドにとって私の同行の方が上級会員扱いだった、ということです。
実際にその後で話してみると、ユナイテッドマイレージプラスのプレミアシルバーの資格を持っていることが判明。
ただ、マイルを貯め始めたのはその1回前のフライトからなので4回に満たず。PQMも規定の25,000マイルに到達していない、など一見するとプレミアシルバーになれないような状況でした。
でも、確かにユナイテッドのアプリで見るとプレミアシルバーになっていました(もちろんステータスマッチなどはしていません)。
ユナイテッドさんは予約時にプレミアシルバーになることが分かっていると、ランク上がるんでしたっけ?
さすがに詳細を突っ込んで聞くことはしなかったので真相は謎です。
とにかく、私はその方の恩恵の元、優先搭乗したのかな?と思いました。
それとも私もANAブロンズ=スターアライアンスシルバーということで、2人ともシルバーレベルだったので、相乗効果とかがあったのですかね?
LAX 00:05発 → HND 05:25着のNH105便に搭乗
最初の方に書きましたが、今回は会社手配の予約でユナイテッドの利用が中心でしたが、なんと日本へ帰る便はANA。
コードシェアではなく、純粋にANA便のコードの航空券。事前の座席指定などはANA側の会員情報で行いました。
チェックイン自体は帰りのアメリカ国内線に乗る際に行われていて、このNH105便のチケットも受け取っているので、特に新しい手続きなしに搭乗できました。
LAX(ロサンゼルス国際空港)のTom Bradley Terminal(Terminal B)でスターアライアンスはSouth(南)Wing
唯一困ったのは、チェックイン時点でGATEが決まっているわけがなく、「Not fixed Yet」になっていたこと。乗り継ぎあるあるです。
LAXの空港でGATE番号を確認しようと思ったら、たまたまその時にいた近くにはGATEなどの情報が載っているディスプレイが見当たらず。
スマホからLAXの公式サイトに行って、NH105の便名コードを打つも、サイトがバグっていたのか結果がエラーで分からず。
などの各種不幸も重なり、GATEを探すのに右往左往。結局、なんとか無事に見つかりましたが。
スターアライアンス系の便は2017年末現在たいてい、国際線のターミナルであるTom Bradley Terminal(Terminal B)のSouth(南)wingです。
ANAやユナイテッドといような航空会社ごとのカウンターは無いので、South WingのGATEを歩き回って、各GATEのディスプレイを直接見て探しました。
Tom Bradley Terminalへの行き方もなかなか難しい
順番が前後しますが、LAXは空港が巨大すぎて、目的のターミナルに辿り着くにも一苦労します。
今回ユナイテッドのアメリカ国内線に乗ってきたため、到着したターミナルがターミナル8でした。
そこからTom Bradley Terminalへ行くのですがこれが遠い。ひたすら延々と歩きます。しかも上や下へ行ったりきたり。
もちろん途中に案内の看板があったのですが、いまいちイメージが付かないものでした。
- Upper Levelをひたすら歩きTerminal 6のど真ん中まで行き、そこからTunnel Levelの地下まで降りてひたすらトンネル内の通路を歩いてようやくTerminal 4へ。
- 次は再度Upper Levelまで上がったらTom Bradley Terminalの入り口付近へ到着です。
- この最後の付近で恐らく、超混雑しているTom Bradley Terminalの保安検査場を上から見下ろすことが出来るでしょう。
この混みっぷりを見ると、一度ターミナルの外(保安エリア外)へ出て無料のターミナル間移動バスに乗ったりしてTom Bradley Terminalまで来て、再度保安検査を通る、という行程にしないで良かったな、と思えるはずです。わざわざ歩いた甲斐があります。アメリカの保安検査混雑恐るべし、です。
HND⇔LAX路線の上級会員の多さは異常
さて、いよいよNH105便搭乗。
この便は日付が変わったばかりの00:05にLAXを出発する深夜便ですが、搭乗した日は土曜日になったばかり。つまりほぼ金曜の深夜にあたります。
そして到着するのは日本の日曜日の早朝05:25。
アメリカを週末の金曜夜に出発というためか、乗客は結構な数がいます。ビジネスマンっぽい人も多いです(自分も同じですが)。
ユナイテッドとは違い、ANAの場合はファーストクラス、ビジネスクラス(プラチナやSFCなど含む)、エコノミーという3カテゴリーでの搭乗順による列が出来ます。
この便に乗れば晴れてSFC修行解脱でプラチナ!なのですが、今はまだブロンズのため、特に何も特典はありませんので、おとなしくエコノミーの列に並びます。
エコノミーの列はたいして長くないなー、と思っていると、ビジネス(プラチナやSFCなど含む)が長蛇の列。
いや、こんなに上級会員っているの!?と思えるくらい。50人以上は余裕でいました。
これには驚きました。大半の方がお仕事絡みっぽいですし。
ちなみに搭乗手続きの前には、アップグレードもばんばん出ていました。
搭乗ゲートまでお越し下さい、のアナウンスが頻繁に流れ、上級会員と思われるいかにも飛行機に乗り慣れていそうな方々が別のチケットを受け取っていく。そんな光景がたくさん見られました。
これこそ本当にSFC修行のおかげ!?非常口席を指定できた
さて、当たり前ですが特にアップグレードなど何もなくエコノミー席な私。
なのですが、実は今回ラッキーなことに非常口席が事前に取れました。
これって通常指定できるんでしたっけ?(国内線は非常口席に乗ったことありますが)
もしかしたら、ブロンズのおかげで指定範囲が拡大したから選べた?
とか思っています。
非常口席は足元広いというか何も気にならないので楽です。
しかも、隣の席は空席。同じように非常口席を確保していいた上級会員の方が、先ほど書いたようにアップグレードになって、良い席(プレミアムエコノミーorビジネス)へ移動したのかなー、と思いました。
深夜便のため離陸後の夕食の提供は無し。代わりの軽食が美味しくない
NH105便ですが、真夜中のほぼ0時を出発するので、夕食の提供はありません。
飛び立つ前から機内は暗く、飲み物の提供すら少し控えめな感じになります。
ただ、代わりに軽食は提供されます。
今回の軽食はこれ。
バナナ一本丸ごとに、サンドウィッチ、そしてなぜかハワイ風のポテトチップス。
さすがアメリカ積み込み。ANAなのに、全然美味しくなさそうです。ユナイテッドのようなアメリカ系航空会社と同じクオリティ。
実際食べてみても、サンドウィッチは美味しくありませんでした。
ひとかじりで十分。パンも固くて味気ないし、中身も謎だし。
バナナは一切手を加えずに一本丸ごと出してくれたのは助かります。普通にバナナです。
あと、ポテトチップスは超美味しかったです。お酒がはかどります。もっと食べたいくらいでした。2袋目とか言ったらくれるのでしょうか?
というように、なんだか残念な軽食でした。
羽田到着前の朝食はそこそこ美味しい
一方で羽田到着前の朝食はこちら。
見た目からして、さっきよりは全然マシです。
私は魚にしました(もう1つは何を選べたか忘れてしまいました)。
朝食にはちょうど良いです。
あと、右上がそば。これが意外と美味しい!NOODLE SAUCEをかけて、海苔とワサビを入れると、立派なそばです。日本、って感じがして非常に良かったです。
深夜便は時差ボケが少ないメリットもあるが、デメリットも
NH105便は飛行時間が12時間以上と結構な長時間ですが、深夜便のため簡単に眠ることが出来ました。むしろ、いつもの平日以上に睡眠時間が取れるわけで(もちろんベッドで寝るのとは違いますが)。
早朝のまだ暗い羽田空港に到着するわけですが、たいして眠くありませんでした。
一方でデメリットもあります。
深夜便のためサービスが控えめです。夕食がなく代わりに軽食ですし、CAさんもそんなに巡回しません。
乗客が眠ることが出来るように、そっとしておく系です。
実際、僕が途中ふと目覚めたら、向かい側のCA席にCAさんが普通に座っていました。
お仕事があまり無い、のんびり出来る時間だったのでしょう。
プライオリティタグのおかげで優先的に荷物が出てきたが、早朝のせいで交通の便が良くない
飛行機は無事にまだ夜が明けない羽田へ到着。まだ国内線が動き出す前の時間なので、羽田空港も空いていてスポットへの飛行機の移動がスムーズです。
乗客もあっという間に降りていきます。
預け入れ手荷物受取へ向かいますが、乗客の到着があまりにもスムーズで荷物より早すぎるので結構待ちました。
そして、動きだした台にちょっと待ってからすぐに出てきたのが私の荷物。そう、プライオリティタグのおかげです。
10~20番目くらいには出てきたのではないでしょうか。
最初の方に出てくる、って分かっているのは見つけやすいですし、安心で良いですね。
荷物が即効で出てきたので、税関など各種手続きを終えたら帰宅すべく交通機関へ。
乗り換え案内で調べると・・・、SFC修行で愛用していた、自宅最寄り駅へのエアポートリムジンこと高速バスはまだ動いていない!
というか、中間駅への高速バスもまだ始発より全然早い。
ということで、高速バスは早々に諦め。
では、電車はどうかというと、京急が日曜の早朝にも関わらず元気に動いてくれています。
が、本数は少なめ。あと直通がいまいち。
乗りたい電車には15分ほど待たないといけませんでした。
さらに私は、スーツケースの移動をなるべく少なくすべく、ベストな乗り換え方法とタイミングを探ったところ、結局30分待って来た電車に乗車したのでした。
自宅の位置にもよりますが、私の場合は、せっかくのプライオリティタグが意味がないくらい、電車の待ち時間が発生しました。
早朝というのも考え物です。
また、この日は日曜の朝だったので良かったのですが、仮にこれがもし平日だとしたら恐ろしいです。
通勤ラッシュの中で大きなスーツケースとか持ち込みたくないですし、帰国後の疲れた体でラッシュに揉まれたくありません。
もし平日早朝着の便だったら、空港で少し休憩して高速バスを待つのが得策かも、と考えたのでした。
数日後、無事にプラチナにランクアップでSFC修行完了
無事にフライトを終えた海外出張でのSFC修行解脱。
PPのポイント計算が本当に合っているか、ちゃんと50,000PPを超えているかずっと心配で気になっていましたが、後日ちゃんと50,000PPを超え、無事にプラチナになれたことが確認できました!
PPが足らず一瞬ドキっとしたちょっとしたトラップがあったり、50,000PP超えたのにブロンズのステータスのままというレア期間をちゃんと見られたり、SFCカードの切り替え申し込みを即効でしたり、と引き続きまだまだSFC修行関連ネタはありますが、それらは次の記事で。
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