SFC修行をこれから開始しようと思っている方、検討されている方にとって、とても重要な話。それは「SFC修行をやる時期、シーズンはいつが良いのか?」
PP単価がとにかく安い時期にしよう!とコストを最優先で考えると、意外な罠ハマって大変なことになります。
SFC修行を実際にしてみて得た結論や気付いたポイントをご紹介します。
PP単価が安い時期=ローシーズンがやっぱりベスト!
SFC修行をするにあたり、多くの方が重視するのがPP単価。つまり、PP単価をいかに安く(低く)出来るか、ということですね。SFC修行の出費は50万円近くしますので、その多額の出費は少しでも抑えて節約したいものです。
となると、PP単価が安い時期はいつか?それはつまり飛行機の需要(人気)が少ないローシーズン(=オフシーズン)なわけです。当たり前です。
では、そもそもローシーズンっていつなのでしょう?
例えば北海道なら夏がメインシーズンなのが分かりますが、秋は?冬も人気あるよね?とか思ってしまったり。
でもいちいちそんなことを考えずに、簡単にローシーズンを知る方法があるんです。というかANAさんが航空券の安いシーズンを自ら公開してくれています。
それは特典航空券の交換での必要マイル数を調べるページ。時期によって交換に必要なマイル数が変わるので、それを公開してくれています。需給に合わせて、空席の多いローシーズンは少ないマイルで済みますし、人気のある時期は多くのマイルが必要になります。
その情報を見ることによって、通常の航空券の購入も安い時期が分かります。
それでは、2018年の状況を見ていきます。
国内線の安い時期。ローシーズンとレギュラーシーズン:2018年度版
ローシーズン:1/8~2/28、4/1~4/26、12/1~12/21
レギュラーシーズン:3/1~3/15、5/7~8/9、8/21~11/30
まず、正月明け、冬休みが終わるとすぐに安い時期に突入します。
それから2月いっぱいはローシーズンです。理由は冬で旅行の需要が少ないのと、後述しますが雪の影響でしょう。
3月がレギュラーシーズンになるのは春休みもありますが、卒業旅行の需要があるから。
一方、4月に入ると新学期や新年度ということで、すぐに休みを取れる状況でない人が多いので、春休み期間中であってもローシーズンです。結構狙い目ですよね。
GWの需要が終わると、梅雨などもあるのでお盆休み前まではレギュラーシーズンなのです。お盆休みを挟んで、それ以降も11月末までは比較的需要が安定しているレギュラーシーズン。
そして、12月は年度末だったり師走ということで、結構忙しい人が多いためか、冬休み前まではローシーズンになります。
ということで、国内線の安い時期は正月明けから2月いっぱい、4月上・中旬、そしてその次は一気に間が空いて12月の上・中旬となります。
こう見ると日数的にあんまり無いですね。まとまっている1月、2月がおススメですかね。
国際線の安い時期。ローシーズンとレギュラーシーズン:2018年度版
国際線は行き先の地域によって分かれています。
欧米
ローシーズン:1/8~2/28、4/1~4/25
レギュラーシーズン:3/1~3/31、5/8~7/25、8/21~12/18
アジア
ローシーズン:1/8~1/31、4/1~4/25、5/8~6/30、12/1~12/20
レギュラーシーズン:2/1~3/31、7/1~8/2、8/21~11/30
ハワイ
ローシーズン:1/8~2/28、4/1~4/25、5/8~5/31
レギュラーシーズン:3/1~3/31、6/1~7/26、8/21~12/20
どの地域も基本的には国内線に似ていますね。
ただ、なぜか欧米路線(ハワイも)は12月はローシーズンではない模様。12月は海外へ飛ぶ人が多いんですね。
ただ、そうなると航空券がお安い時期ってのは本当に限られますね。やっぱり1月と2月、そして4月という、年の前半に限られます。
レギュラーシーズンでも基本的には春休みや夏休みなどの大きな休みの時期はずらす必要があります。
来年の計画は早いうちに立てろ、ということになりますね。
PP単価だけで時期を選ばずに、天候などのリスク要因にも気をつけるべし
ということで、PP単価が安くなるようなローシーズンが分かりました。
これで安心して、例えば1月、2月にSFC修行のスケジュールを立てられる!
と思ってしまったあなた。注意が必要です。罠にハマりますよ。
1月、2月は雪による欠航に注意
ローシーズンでPP単価が安くなる1月、2月。冬は天候が不安定になることが多いです。
特に雪が降ると影響が大きくなります。東京でも大雪になることが結構あります。
実際、私は過去に大雪で羽田空港の発着便がほぼ丸一日欠航になり、国内旅行がキャンセルになった悲しい思い出があります。
SFC修行で使われることが多い路線が羽田⇔那覇なので、北海道(新千歳)路線ほど影響を受ける確率は低いでしょうが、羽田が雪の影響を受ける可能性はそこそこあります。
なので、1月、2月にSFC修行のスケジュールを入れている方は、雪による欠航のリスクを考えておいたほうが良いと思います。
特に社会人の方は平日の場合は有休を取るでしょうし、仕事のスケジュールにも影響してきますので。
結局予定通りにフライトが消化できずに、ローシーズンでのチケット確保が出来なかった、となることもありえます。
まぁそういうのは諦めましょう。
逆に1月、2月にSFC修行のスケジュールを入れるメリットとしては、そういう欠航リスクに備えられる、ということです。つまり、もし欠航になったとしても、まだ一年が始まったばかりであり、残りの10ヶ月でいくらでもリカバリーが可能ということです。
そういう余裕がある、というメリットを考えると、雪のリスクはたいしたことないかもしれませんね。
9月、10月は台風による欠航に注意
ローシーズンではないレギュラーシーズンですが、沖縄路線が比較的安い9月、10月。
安さには裏があります。それはこの時期は、台風シーズンということです。
特に沖縄は島ですので台風の影響をもろに受けます。コース的にも直撃が多いですし。
飛行機は雪にも弱いですが、風の影響も非常に大きく受けます。なので、台風が近づいていると、欠航が相次ぎます。
実際に私が9月にSFC修行をした際も、沖縄に台風が近づいており、前日の時点で天候調査中、出発直前で条件付運航、というステータスでした。その時はなんとかギリギリ飛んでくれましたが、1日遅い予定だったら、台風直撃で欠航でした。
さらに、例え飛行機が飛んだとしても、空港まで行く手段の確保にも気をつけましょう。台風の影響で電車が乱れたりしていて、搭乗時間に間に合わない、なんてこともありえるかもです。
あと、ダイバードのリスクもありえます。目的地に到着できない場合、代わりの他の空港に着陸したり。経験がないので分かりませんが、その場合、マイルとかの計算ってどうなるんでしょう?
悲惨なダイバードの実例としては、2017年10月の超大型台風21号の際には、羽田から小松空港へ向かったANAの飛行機が、小松空港の強風と悪天候のため着陸できず。なおかつ引き返すにも羽田には台風が近づいていて同じく強風・悪天候でダメ。西日本の空港もどれも同じでダメ。となり、結局逃げ先(ダイバード先)がなんと北海道の新千歳となってしまい、北海道まで連れて行かれる、という大変な事態になってしまったこともあります。
ダイバードで目的地とは違うところに降ろされて、スケジュールもめちゃめちゃになるし、リカバリーが大変、というリスクは怖いですね。
以上のように、台風は雪とは違い日本各地で影響を受ける可能性があるので、全体としてリスクが少し高めです。国内線、国際線関係ありません。
9月、10月にSFC修行を予定している方は、あらかじめ覚悟をしておきましょう。運が悪かったらアウトです。
そして、SFC修行のリカバリーが短期間で求められるのでそれも考慮しておきましょう。1年の残りわずかな期間で、有休を取って修行が再挑戦できる体制にしておきましょう。
ずばりSFC修行に最適なシーズンは4月
以上のことから、私がお勧めするSFC修行シーズン。
それは、4月。
ローシーズンで航空券が安いので、PP単価が抑えられます。雪や台風の影響も受けません(注:春の嵐、はありえます)。
ただし、4/1~4/25という短期間で一気にSFC修行を終わらせるのは少し大変かも!?
ですので、次点としては1月、2月。雪の影響というリスクはありますが、台風ほど頻繁には発生しません。また、もし不運にも欠航に遭遇してしまっても、年内の残りの日程でリカバリーが余裕で可能です。
4月をメインとして数日SFC修行を計画し、1月か2月に1回や2回修行をしておく、というのがベストなプランかもしれません。
私のように、9月、10月に修行を計画する場合は、11月、12月に予備日を設けられる余裕を残しておきましょう。
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