auのLISMOのCMソングで有名!疾走感がハンパない曲と、丁寧だが力強さもある歌声。真面目なガールズ・ポップ・ロック
今回はロック系なJ-POP。しかもガールズ。
というか、基本的に私は女性ボーカルの曲を聴くのがメインです。男性ボーカリストの曲は全体の1割くらい?
なぜか女性ボーカルの方が好きなんですよね。
そして女性ボーカルのバンドはたくさんいますが、今回はメンバー全員が女性です。
女性バンドと言えば、プリンセス プリンセスを思い出してしまいますね(古いかな?)
で、今回のバンドは、ねごと
そこそこ有名というか認知度高いと個人的には思うのですが、実際は結構知名度低そう。
今回紹介する「カロン」は1stシングル(デビューはミニアルバム)で、タイアップはなんと
au 「LISMO!」春のキャンペーン CMソング(2011年2月4日~)
かなりメジャーなCMです。聞いたことがある人が多いのでは?
オリコンは最高11位だそうです。
王道のソニー系!
バンド紹介についてWikipediaによると
ねごと(NEGOTO)は、千葉県で結成された4ピースガールズバンド。所属レーベルはKi/oon Music、所属事務所はソニー・ミュージックアーティスツ。
来ました、王道のソニー系!やっぱり良いバンドを見つけてきますね。
そしてレーベルのKi/oonはキャッチーなロックを良く知っている。J-POPとロックの両立という、バランス加減がうまいです。
それで、ねごとの4人は1990年もしくは1991年生まれで、2010年にメジャーデビューということで、当時なんと20歳という若さ。若い女性がすごいですね。
しかも全員、普通に大学に通っていたという。ちゃんと卒業までして、しかも卒業旅行代わり(?)の全国ツアーまで。
最近はこういうしっかりしたアーティストや芸能人って多いですよね。昔ならもっと破天荒だったのに。
そんな大学生活もしつつのアーティスト活動ですが、ソニーという事務所のバックアップもあり順風満帆。
タイアップが毎回のようにあります。
リクルートの「ナースフル」というサイトのCMや、アニメ系も多く最近は「銀魂」のエンディングまで。
CMソングでサビが有名なカロン
さて、それではカロンの曲について。
カロン |
曲の入りはそれこそ控えめ。しかも普通のバンドサウンド。
しかし、徐々に動き出します。
Bメロ部分。サビへ向けての導入ということで、色々な音を足した複雑なサウンドになっていきます。
デジタルなサウンドもうまく融合しつつ、
バックでたまにフューチャーされるシンセサイザー的な音が良いですね。バンドサウンドを邪魔しないけど、J-POPらしさを出している要因です。
そしてサビ。
CMで何回も流れるメインどころだけあって、非常にクオリティの高い良い出来のサビ。
キャッチーでもあります。
ボーカルの声がよく活かされています。苦しい感じがせずに落ち着いて聞いていられるけど、非常に力強い声。
ねごとのイメージはここに集約されていると言っても過言ではないです。
ただ、個人的にはそのサビの後、2番のAメロのバックで流れるキーボードの音が入ってるところが最高の盛り上がり場面です。綺麗な和音っぽい感じで。
全体としては、疾走感がありすぎて3分ちょっとという曲がより短く思えてしまう、そんな感じ。
クオリティの高さの秘密は、いしわたり淳治
1stシングルで、しかもCMタイアップソングとして、これだけクオリティが高い曲を作れるなんて、若い女性4人組なのにすごいなー、と思ったものです。
が、そこには秘密が。
ねごとの音楽プロデューサーは「いしわたり淳治」氏。元SUPERCARのギタリストです。なんと、ここでもさすがソニーさん。良いプロデューサーを抱えています。
いしわたり氏は、SUPERCARのほぼ全ての楽曲の作詞を担当していました。なので、作詞家としてもヒット曲出しまくりで、有名どころとしては、Superfly「愛をこめて花束を」
そして、音楽プロデューサーとしてはねごとの他に、チャットモンチーをプロデュースしてます。
これを知った時、確かにSUPERCARっぽい感じもあり、そのシンセサイザーを使ったオルタナティブ・ロックっぽい感じがあるから好きなんだな、と深く思ったのでした。
RE:SUPERCAR 2 -redesigned by nakamura koji- |
LISMOのCM曲って名曲多すぎ!
最後は完全な余談ですが、ねごとの「カロン」がタイアップだったCM、auのLISMO
スマホ全盛期の今となっては、LISMOというサービスの立ち位置は非常に微妙ですが(というかほぼ無い?)、まだガラケー全盛期、スマホ黎明期の頃は、au一押しのサービスでしたね。
なので、テレビCMをガンガン大量にやっていたのですが、今回改めてCM曲リストを見ると、名曲が多すぎて本当に驚きます。大物歌手も多いですし。
宇多田ヒカルに始まり、絢香 「三日月」、EXILE 「Lovers Again」、YUI 「CHE.R.RY」、桑田佳祐やサザンオールスターズ、Superfly 「Hi-Five」、flumpool 「花になれ」レミオロメン、flumpool、WEAVER
有名アーティストの名前と、各種名曲が盛りだくさんです。
YUI 「CHE.R.RY」とかは、リスが出てくるCM映像と共に脳内再生余裕ですね。
このLISMOがきっかけで出てきたような今回のねごとや、WEAVERも好きです。
そう思うと、ソニーは良いアーティスト&曲をうまくぶつけてきますね。いやー、ソニー恐るべし。
そして、ねごとは長年続いたLISMO CMの華やかな最後の方を締めてくれたのです。
「カロン」という名曲で、LISMOの思い出は昇華されたのでした。
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